50代からは、心疾患、脳疾患、癌などのリスクがぐ~んと
高くなりますね。
しかし、50代は、まだまだ働き盛り。家のローンや、子供の教育費が
かかる最後の年代です。60代になっても、ローンや教育費が残って
しまう人もいるのでは?
そんなときに病気になってしまったら・・・
考えたくありませんが、気になる医療費を知っておけば、
いざという時に慌てなくてすみます。
たとえば脳梗塞なら、病気の発症、検査、治療、入院で214万、
胃がんは、100万程かかるといわれています。
脳梗塞なら、退院後のリハビリが長引く可能性もあります。
しかし、実際には、こんなに支払う必要なありません。
日本には、「高額療養費制度」と言って、ひと月最高で8万7430円を
超えた医療費は、払い戻してもらえる制度があります。
治療費に100万円かかり、その3割負担で、30万円払ったとしても
30万円から8万7430円を引いた212570円が戻ることになります。
しかも、直近12か月で3回支給を受けると、4回目からはさらに
引き下げられるというありがたい制度です。
また、医療費が高くなりそうなときは、事前に、限度額適用認定書を
提出しておけば、窓口で初めから限度額の支払いで済みます。
一時的に立て替えることもなく、還付請求の手続きも不要になります。
必要医療のほとんどが、この高額療養制度の対象になるのですが、
この制度を知らないで、民間の高い保険に入っている人も多いようです。
本当に必要かどうかを良く見極めて、保険の見直しをするのも
おススメです。
ただし、入院すると差額ベッド代や、思わぬ出費がかかります。
そこを考慮に入れて、民間の保険に入ることは賢明なことだと
思います。